世間的に、大阪を代表する場所と言えば「道頓堀(難波)」or「新世界(通天閣)」と言う風潮が長年根強いのでは無いかと思う。
しかし大阪に住んでる人(特に北摂在住者)にとっては「全然馴染みのない所」だと言う人が多い。道頓堀や新世界に行ったことがないと言う人もかなりいる。
彼らは大阪を代表する場所として「梅田のビル群」を推す事が多い。
しかし、「全国ネットのテレビ番組では(事件や事故以外では)梅田は映らない」と一部では言われる中でいくら「梅田(にある何か)」を推しても全国の人達のイメージを覆すのは難しいと思う。せいぜい「阪急大阪梅田駅」が全国の鉄道ファンに人気であると言うくらいなのではないだろうか。
もしかすると「うめきた2期全面開業」や「なにわ筋線開通」で全国的な知名度が上がるかもしれないが、恐らく鉄道ファンや高層ビルファン、あるいはビジネスや不動産の界隈くらいでしか話題にならない可能性の方が高いと思う。少なくとも全国ネットのテレビ番組ではあまり取り上げられないだろう。
更には「梅田は大阪らしくない」と言う意見を持った大阪府民もまとまった数存在しているのもまた事実。この問題はそんなに単純では無いのだ。
かと言って「大阪で一番栄えてるのは通天閣周辺」だと思われてるような現状でいいかと言われたら、それは違うとはっきり言いたい。
結局の所、「観光客目線」と「地元目線」の乖離が激しいのに加えて「地元目線」自体が「大阪市内北側」「大阪市内南側」「北摂」「河内」「泉州」などの地域で分かれていて、それぞれが強烈に主張し合うことで起こってる問題なのではないだろうか。
それぞれが自己発信力を高めて「大阪らしい場所」のイメージを上書き出来るように(あるいは固定するように)アピールする努力を続けていくのがベストなんだと思う(実際、そういう人は沢山いる)。
ちなみに、個人的な「大阪らしい場所」として「大阪城とOBP」を推したい。
