しめろぐ(支離滅裂ブログ)

そんなんアレよ、はっきり言うて

コロナ禍で不快だった事

 2020年からのコロナ禍は世界を変えてしまった。そして、人間や社会の嫌な面もかなり見せつけて来た。何もかも忘却の彼方へ送ってしまう前に少しだけ残しておこうと思う。

 コロナ禍では「行動制限」や「自粛」が求められる場面が多かった。緊急事態宣言や蔓延防止措置が発令されて、あらゆる場所が休業や時短営業になった。法的な根拠やそれぞれの権利との兼ね合いはあるけれど、それに便乗して「前から気に食わなかった物事」を叩いてる人があまりに多すぎたと思う。パチンコ店は健全じゃないと思うし、色んなイベントは人が集まって迷惑かもしれない。会社の飲み会だって行きたくない人も多いと思う。でもどさくさに紛れて存在否定するのは違うでしょって言いたい。それは卑怯だと思う。

 自粛警察や反ワクチンみたいに路上やネットで他人を攻撃する人達も気に食わない。他県ナンバーに嫌がらせするのとか終わってるし、ワクチンの冷蔵庫のコンセント抜くのも終わってる。外国人差別や子供を病院にかからせないのなんか論外。そんなの個人が勝手に器物損壊やヘイトスピーチや虐待やってるだけで正義でもなんでも無い。いくら世の中が狂ってても法律にガッツリ触れるのはアウトだと思う。緊急避難的な法律違反でもないだろうし。

 コロナ禍のアレコレにかこつけて他人を攻撃する人たちを大量に産み出す事になった一部のマスコミ報道やネットのインフルエンサーも悪い。わざわざ取材に出向いて「他県ナンバーの車がいます!(そう言う貴方達も都会からわざわざ出向いてるけどそれはどうなの?)」とか、医療従事者を騙って「ワクチンを打ったあとにこんなに多くの人が死亡してます!(因果関係は一切不明、ソースも曖昧)」とか延々と各種媒体で流すと一定数は影響されて同じ事するに決まってるでしょ。

 政府や都道府県も迷走してる感がかなり出てた。税金も無駄づかいされてるなぁって感じた。東京都庁太陽の塔を特別に赤や青でライトアップするのとか無駄としか思えない。東京2020オリンピックも個人的には開催して良かったと思ってるけどアレの迷走も酷かった。観客の有無や延期か中止かとか諸々(コロナ禍以前から迷走してたけど…)。選手やボランティアの人達が可哀想。そして現れる元々からオリンピック反対してた人たちによる「オリンピックに出るなんてろくでもないヤツめ!医療従事者に謝れ!」みたいな角度からの批判。あれはホント見てて辛かった。2022の北京冬季オリンピックカタールW杯では一切見なかったけど。

 2023年1月現在、コロナ禍は終結に向かってるけれど、コロナ禍で生まれたモヤモヤはこれからもみんなの心に残り続けるんだろうなって思うと少し憂鬱。